チーム赤いりぼん、という動物愛護団体さんと知り合い、2.22のニャンニャン猫の日企画に行ってきました。場所は尾山台の小ぢんまりしたドッグカフェ。

15人ほどですと聞いていたが、入れ替わり立ち替わりもっと参加があったように思います。本業は歌手、ジュエリーデザイナー、漫画家、飼育員経験者、議員(政党問わず)と多彩で、それぞれが動物好きで自主活動をしている、そんな感じでしょうか。

 

犬猫にとどまらず、イルカショーから動物園まであらゆる動物ビジネスの裏にひそむ“虐待”についても、経験者からのお話があり、テーブルごとの自由討論があり、目からウロコでした。

 

例えば動物園。多種類の動物が1匹(1つがい)のみというのは、群れを成して生活する動物には不自然、ストレスがたまる。1種類だけ多頭の「キリン園」「象園」があってもよい。象に関しては、清掃後の水はけをよくするため床が斜めにしてあり、重い体重を斜面で支えて脚を痛めることが多いのだそうです。これも虐待といえる。

 

子どもたちが小動物に触れるイベントについて。子どもは遠慮なしに触りまくる子もいるし、びっくりしてウサギなど落とすことがあり、対象となった動物はとても短命。情操教育の一環だとしても、相手も生き物なので再考すべきではないか、というお話。

 

水族館についても、子どもたちが喜ぶイルカショーはかなり虐待。訓練が厳しく自殺するイルカもいるのだとか。遠足(=子どもの教育)ではイルカショーを喜ぶより、大きな水槽に、出来るだけ自然に近い状態で生息する魚たちの見るのがよいだろうと。

参加者は女性が多いですが、批判ばかりでなく対案を語っているのが、好感が持てました。

 

私からお話した世田谷区が未着手で課題である「子犬、子猫の自治体主催の譲渡会」については、

・虐待が目的で子猫を貰う人は実在する。保護団体が、そこの家まで届けることが大事。家の雰囲気を見れば、危険な人かどうかだいたいわかる(!)そうです。

・譲渡会開催に屋内を借りるのはどこも厳しいので、役場や公民館の外でゲージを並べて開催しているところが多い

などの助言をいただきました。

 

家族数が減り動物も長寿、共生が普通になっている昨今、動物の命も大切にすること。飼う人も飼わない人も気持ちよく暮らせるマナー、ルール作りがますます必要になってくるでしょう(タバコとちょっと似ているかもしれない)。

*ランチは事務局手作りのヴィーガン食。梅とわかめのおにぎり、わかめいっぱいのお味噌汁、豆乳ヨーグルトには自家製ブルーベリージャムなど、動物系がなくとも味わい深く、お腹いっぱいになりました!