自分たちが共通一次を受けてから、共通テストまでどれくらい経ったのだろう。自分は一度しか受けてないが、あの試験は昨日のことのように思い出せる。

いまだにわからないのが試験会場の指定。自分たちは厚木市の高校の仲間ごと、二俣川の専門学校みたいなところで受けた。高校入学の年に買ってもらった、襟まわりに模様編み込みのあるピンクのセーターを着ていったから制服指定ではなかったはず。同じ部屋に高校の上級生がいて「先輩っていうなよ!」と笑いをとっていた記憶があるので、卒業しても同じ試験会場だったのでは・・・

 

息子は最初の年は、大岡山の東工大でした。高校は港区なのにどうしてだかわからない。そして今年は東大教養学部(駒場東大前)。いちばん近い会場は徒歩11分の成城大学だし、世田谷区内なら東京農大や国士館もあるのに、なぜ駒場なのかな・・・(まあ3000人受験の、大規模会場ではある)

 

事件は一日目の夜に起きました。試験終了は18時10分で「どこにも寄り道せずまっすぐ帰る。19時には帰る」と言ったはずなのに、20時近くになっても帰ってこない。電話には出ない(これはいつものこと。男子あるある)。小田急、井の頭線の電車遅れはなく大学入試センターのホームページを見ても、試験のトラブルで終了が遅れたということはないようだ。

2軒隣の家の子が受験したはずなので電話したら「うちも今帰りましたよ」というが、よく聞いたら会場が異なりもっと遠く、南北線の東大前だという(これもよくわからない。同い年なのに)。

 

こうなると、試験日であるだけに(出来が悪くて行方をくらましたんじゃないか)(いやいや一日目は得意科目のはず。変な気を起こすなら理系科目の二日目だ)と“最悪の事態”まで考えてしまう。

夫が駒場東大前駅に電話して「駅が小さいので、受験生の退場が19時半すぎまでかかっていた」という情報を得てひと安心。それから15分ほどして本人が帰ってきた。

試験が終わってから「出るのも順番です」といわれ、1時間以上部屋から出してもらえなかったそうです。井の頭線はいつもは停まらない急行電車も臨時で停まっていたというので、世田谷ボロ市の日の世田谷線くらいの対応はあったそうですが、それにしても駅が小さいことは最初から分かっているのだから、近隣の主要駅までシャトルバスくらい出せないものか。一般の利用客も大迷惑でしょう。

 

そして、こういう緊急時に電話で連絡してくれる(女の子を産んどけばよかった)と思ったのでした。