もう1週間前になってしまいますが、最初に世田谷区議選に立候補する前後に通った「女性のための政治スクール」の三十周年記念講演&懇親会に行ってきました。当時衆議院議員だった円より子先生が校長、後に衆議院議員となる江端貴子副校長(自分が落選した時、江端さんの個人事務所でバイトに誘っていただきました)。政治スクールの中では高額でしたが、当代一流の講師を招き(佐藤優、鈴木宗男、片山義博、村木厚子、増田寛也、飯田哲也…敬称略)、受講者はほとんど女性でしたが講座の内容は多岐にわたり、男女かかわりなく役立つものでした。まだ世の中がジェンダージェンダー言い始める前の時代の男女平等感があったと感じます。

今回の講演は昭和女子大学総長の坂東真理子氏、前明石市長の泉房穂氏など。泉前市長のお話を聴くのは初めてでしたが、グレイヘアの温和な感じの市長さんだと思っていたのが良い意味で期待を裏切られ、マシンガントークに圧倒されっぱなしでした。

中でも「子どもへの支援はただお金で助成するのではなく、助成金を出すからには家庭訪問し、子どもの無事を確認する。そのための人材も雇った」「あれもこれもは目指さない。働きに行く遊びに行くなら神戸や大阪に行けばよい。明石市は子育てしやすさ、住みやすさを一番に考えて政策を進めた」という話は心に残りました。

 

その後の懇親会はいつもなら出ないのですが、いそだ久美子区議選の敗因として「他の議員に比べ会合に出ることが少ないのでは」と指摘されたことを思い出し、勇気を出して参加。そうしたら何人も知っている人に出会え(みなさん10年経っても変わっていない!)、他党の議員と久々に話も出来、充実した時間を過ごせました。

初代校長 国際コーディネーターの加藤タキさんが登壇してお母様 加藤シヅエ氏(初代女性衆議院議員のひとり)のことばの紹介がありました。「政治をやったら一生責任がある」と、議員引退後も活動を続けられたとか。資産家令嬢に生まれ華族と結婚、のちに社会活動家となった加藤シヅエの生涯は調べれば調べるほど興味がわき、文献を探そうと思いました。(蛇足ながら、ハイヒールで颯爽と登場した加藤タキさんの美しかったこと!)

 

自分は高校、大学では「大勢の男子の中に女子ちらほら」の人員構成で過ごし女子校を知らないのですが、志のある女性の集まりは絆が強く美しい…と再認識したのでした。

いそだ、左から数人目の青いジャケットですね。円より子先生はシックの黒のパンツスーツながら輝いて見える