防災みまわり隊打合せ、と題して防災リーダーとその経験者に案内が来て、100人くらい集まりました。

見渡す限り人、人、人・・・同じ丁目内で座っても知らない顔ばかりで驚いた。

コロナ前、成城ホール4階の会議室や特養エリザベートの会議室などで開催した時は同じ町内どうしで自己紹介、話す時間があったものです。

災害の集まりはそんな交流も楽しみだったのに、今回は人が多すぎるせいか、主催者の説明と、恒例の簡易担架の作り方、運搬のしかたで時間いっぱいでした。

発災ときには、防災リーダーだけでなくその場にいる人で全戸の安否を確認しましょうとのことだが、平日昼間は若い世代は地元にはいない。安否確認は、高齢者や要支援者宅に絞っては如何かと提案してみたが「いや全戸の安否確認を」と、考慮の余地はないようでした。

 

地域の防災リーダーや自治会役員が、日ごろの災害情報、行事の伝達役としては必要だが、いざ災害になったらそれぞれが自分と自分の家族の身を守ることが最優先で、隣近所の安否確認までする義務はないと自分は考えています。しかし80代以上の独居老人(夫婦)や病人がいる家などは日頃から情報共有しておき、皆で声かけをすればよいはず。この方式で計画している町もあるそうで、経過を聞きたいと思います。

 

厳しくなってきている個人情報保護のせいか、自治会名簿は廃止になり、隣近所で連絡先を交換し合うことも、連絡網もない。

海老名の実家に帰るとリビングにご近所10世帯ほどの名前と連絡先(主に奥さん)のリストが貼ってあるから、これは東京都と他県との意識の差だろうか。そもそも成城では自治体の加入率は半分(以下?)です。

 

東日本大震災から12年が経過、年々「災害は来ない」ことが前提になっていて、いざ来たときはぶっつけ本番で混乱しそうな気がします。