*「どうぶつ基金」ホームページより写真をお借りしました。

 

さくら耳、さくら猫って聞いたことありますか?

写真のように、避妊去勢手術が済んでいることを示す耳の切れ込み、オスは右、メスは左なんだそうです。時間が経つと切れ込みが大きくなるように感じますが、処置の痛みや傷はないくらいに行うとのこと。

主に野良猫(地域猫、飼い主のいない猫)が放浪しているのをボランティアさんが保護し、野良猫が殖えすぎないように獣医さんに連れて行って不妊・去勢手術を行うことが主流になってきています。そのときにさくら耳にする(義務化している自治体とそうでない自治体がある。世田谷区は義務ではない)。

飼ってくれる方が見つかるように譲渡会に出すにしても、ワクチン接種と並んで不妊・去勢手術も済ませておくのが基本だそうです。

 

実家では、いそくみ高校同期からもらった子猫とその子を21年飼い、親猫のアミは2回出産させました。

飼い猫は1回2回は出産させてもよいのではないかと思っているので、最近の「子猫譲渡前にも不妊処置を済ませておく」傾向は、猫をペットとして完全加工してしまうようで抵抗があるのですが、猫ボランティアさんのご意見では

「飼い主さんがそのように考えていると、未処置の猫が逃げ出して野生化したときにどんどん殖えてしまう」

・・・だそうです。

飼い猫には必ずマイクロチップ装着を、野良猫は保護したら避妊手術を…を励行したとして、さくら耳などで手術済みであるかどうかが視認できないと、もう手術が済んでいる猫を開腹してしまったりという事態も発生しているとのこと。

 

世田谷区の獣医師会では「野良猫と思って保護され連れてこられた猫が飼い猫だったら」という心配からさくら耳の義務化には反対意見もあるそうですが(ならば野良猫の避妊処置も出来ないですよね)、そういう間違いが起きないよう、マイクロチップの装着と読み取り機の普及も推進していかないといけないですね。ボランティアさんも一家に一台必要でしょう。

https://item.rakuten.co.jp/petcure-dgs/ap900000001/

(今24000円というとこでしょうか)

 

では、ペットは皆子を産めなくなるのか?ブランド犬猫の世界では違うようです。お見合いや縁談もあり…この話はまた別の機会に。