元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏の告発から、少年の性被害がクローズアップされています。年頃の息子を持つ身としてははらわたが煮えくり返る思いだ。

思えば6年前、息子が中高一貫男子校に進学するとき、母は息子に言ったものです。

「もし親しい教員や先輩であっても、『2人で話をしよう、どこかへ行こう』と誘われたら、ドトールなど他の人がいるところか、なるべく共通の知り合いと3人で会うようにしなさい」

セクハラはもちろん、別のややこしい話でも“言った、言わない”の争いにしないためにも第三者の立ち合いは有効だ。

(男性どうしのつもりで言ったが、マクロン大統領夫妻の馴れ初めを考えると、女性教員にも用心させるべきだった)

 

ジャニー氏の性加害、以前から文春に記事が掲載されていてなぜその時にもっと騒がないのかと思っていたが、ルックスの良い被害者の顔出し会見、外国メディアが取り上げたことで一気に注目が集まったのだろう。最近のオカモト氏の言葉で「被害者は声を上げていこう」という趣旨の発言があり、これは危険だと思わずにはいられなかった。これではジャニーズJr.の仲間内でも「おまえだって被害に遭ったと言っていたじゃないか。なぜ言わないんだ」と、言いたくない人にまで強要する空気が生まれかねない。

 

いそくみは、男女に関わらず「性被害は告白することが正義」という風潮に懐疑的である。言いたくない人、思い出したくない人の権利を侵害するからだ。

そして性被害の告発はメディアの格好のネタ。世の中下ネタ、エロ話は大好きだから、マスコミとしては被害者のリアルな体験談を合法的に取材し記事にできるのだから、こんなに都合のよい話はない。

言いたくない人にまで取材が押し寄せるなら二次被害ではないか…と思っていたら、案の定、オカモト氏自身がパニック障害が再発してしばらく休養するとの報道がありました。言わんこっちゃない。

 

ケースとしてはワインスタイン監督と同様。別に被害状況をこと細かに聞かなくても、あるいはメディアにつぶさに公開しなくても、再発防止の策は立てられるのではないでしょうか。