福祉保健領域です。

1) 猫の多頭飼育崩壊について

以前ブログにも書きましたが、件数は少ないまでも周囲の心優しい人たちを負の連鎖に巻き込んでいく恐ろしい“多頭飼育崩壊”。公営住宅で十数匹飼っている高齢女性を何とか助けたいと、不妊去勢手術を自費で買って出た知人が、「その猫はそのまま貰って」と言われ自宅で買えないので1匹1万円/月の「猫預かりサービス」に託し、経済的負担を負っている話や、東京都動物愛護センターでは犬猫の引き取りに「殺処分になっても構いません」に☑させる書式になっておりこれが嫌で引き取りに出せない話(様式の更改を求めました)、動物虐待や殺傷が相次ぐ昨今、子猫の譲渡会にも虐待が目的で貰いにくる人がいるという話…ボランティアさんらのリアルな報告をもとに、不妊去勢手術の助成金アップ、区営の譲渡会企画に加え、動物虐待罰則の強化を求めました。

区で把握している“多頭飼育崩壊”は現在4件だそうですが、水面下にもっとありそうな気がします。まずは猫たちの「望まぬ妊娠・出産」を止めなければいけません。

2) 子どもの一時預かり拡充

一般質問で出したテーマの具体化です。一時預かり先が見つからず困っている母親たちが多い現状の改善策として、全保育施設の一時預かり空き枠を一覧で見て、予約できるシステムは世田谷区では1年以上「検討中」になっていますが、横浜市は始動しています、

https://ichiji-yoyaku.city.yokohama.lg.jp/

システム設計では、他社の先行しているシステムを買って一部改修で自社版を作ることがしばしばあります。横浜市や他自治体の先行好事例を使って区の立上げを早めるよう求めました。その際(他の議員が言ったのかもしれませんが)、予約システムをLINEにするというのは私は反対。子どもを預けるという慎重を期する作業にお手軽さはなじみません。預かり枠が余りまくって困っているわけでもなく、お手軽さより記録が残り、事務ミスを起こさないシステムを求めるなら、やはりワクチン接種や横浜市のようにウェブサイトがmore betterだと思います。

 

世田谷区では通院や所用でちょっと子どもを預けたいときに一時預かりが見つからない状態なのに、厚労省では「理由を問わない(一休みのための)預かり」「働いていなくても定期的に保育園に預けよう」方向に話を進めています。おそらく少子化で保育園が倒産しないためのプロパガンダでしょう。そのうち、「働いていなくてもゼロ歳児から保育園に預けなさい」と言い出しかねない、それはもはや保育園ではない。