天災は忘れたころにやってくる。

事務所で議会質問づくりにうなっていた13日の夕方、携帯が鳴りました。成城に実家がある中央区の渡部区議からです。「私のLINE見た?」「見てません」「用があって近くに来たのだけど、成城一丁目で崖の法面が崩落している!」

地域をよく知る議員なので間違いはないはず。場所を聞いたが病院坂か世田谷通りなのか判別がつかない。世田谷区の防災無線は何も言っていないが、救助は出ているのだろうか?

砧支所に電話したら、人が調査には向かっているという。時間は17時半に近い。役所は17:15には終わるので、避難所が必要な人が出ているならどこか区施設を開ける必要があるだろう。成城自治会にも連絡は入れました。

現場に行くしかない。

自宅にいる夫に電話したら(元来やじ馬なので)車で迎えに来てくれるという。私の長靴を持ってきてもらい、伝え聞いた場所に、病院坂から行ってみることにしました。

切り通しの病院坂に通行規制はない、ここではないらしい。

少し渋滞気味の坂を降りていく車の数々、みんな知らないのか?

二次災害で崩れるかもしれないのに、自分はなぜ現場に向かっているのだろう?

消防車が走っていくのをみて、「自分も乗せてくれ!」と飛び乗り現場に急行したという朝日新聞記者だった伯父の話を思い出しました。星野家(母方)のDNAかもしれないなあ・・・

世田谷通りに出ると、砧サミットと病院坂の間に緊急車両らしきものが停まっており、「あれだな」とわかった。車の流れが滞っている。

「降りるわ、近くまで歩いていく。私に何かあったら息子をよろしく」と夫に言ったら

「いや、乗ったまま行こう」と一緒に行ってくれました。

 

その時の写真 2月13日18:15頃

 

あとで報道で様子がよくわかった。砧支所からの改めて報告があり、避難者は地区会館に入ったということ。原因は雨なのか、単に老朽化か、施工にミスがあったのかこれから事業主と調査するとのことでした。

国分寺崖線沿いの住人は、そうでない知人宅に避難できる関係作りをお勧めします。

役所が閉まっている17:15―翌朝8:30までの時間帯で災害が起こったら、地元区議と区の担当者と自治会と、どのように連絡を取り対処するか、決めておく必要があるだろう。